<メッセージノート>
この一年のユアチャーチの成長を感謝しましょう
1) 焦点がより明確になった(42)
彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。
2) 健康な畏れを知った (43)
すべての人に恐れが生じた。使徒たちによって多くの不思議な業としるしが行われていたのである。
3) より一致することができた (44,45)
信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。
4) 神様とともに、人々とともに歩む喜びを知った (46,47)
そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。
メッセージのポイント
今年の最初の礼拝で読んだテキストをこの今年最後の礼拝でもう一度読み直すと、私たちが神様の恵みのうちに成長できたことを実感できます。教会の本質は人の組織ではなく、イエスに従う者たちの大きな家族です。イエス・キリストに従うことを止めてしまえば、それは教会と名乗っても、もはやキリストの体とはいえません。この2013年の歩みを振り返り感謝なことは、いろいろな面で少しでも成長できたことです。この恵みを感謝するとともに、引き続き、主を畏れる心をもって、主が私たちに求められていることに熱心に励み、主が見せて下さる様々な多くの素晴らしい収穫を期待して、新しい年を迎えましょう。
話し合いのために
1) 今年、私たちにどのような成長が見られたでしょう?
2) 今年いただいた恵みをシェアしましょう
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<メッセージ全文>
この一年のユアチャーチの成長を感謝しましょう
1) 焦点がより明確になった(42)
彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。
今年最後の礼拝は、今年最初の礼拝と同じテキストを開きます。一年の間、今年のユアチャーチのテーマとして週報の表紙に掲げていた使徒言行録2章です。20週年を迎えたユアチャーチが目指すところは、この使徒言行録に記録されていた初代教会だということを覚え歩んできた一年でした。使徒言行録に描かれている教会は、私達よりももっとシンプルで力強く元気です。そこに少しでも近づけるようにと、今年は使徒言行録をじっくりと読み続けてきました。彼らは使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であったとありますが、私達の言葉に言い換えれば聖書の教えを日常生活に活かすこと、礼拝、ミニチャーチ、聖餐式、礼拝後の軽食、時にはポトラック、そして洗礼式を大切にするということです。彼らの形式を再現しようというわけではありません。それは難しいし、意味のあることでもありません。目に見える教会やその働きの形はイエスの器です。それ自体を美しく装飾する必要はありません。ただ、イエスがいて下さることがよくわかり、そこに人々が集まって来やすいものであるようにメンテナンスしたり改良したりすればよいのです。この一年、使徒言行録を読むことを通して、また20年の歩みを振り返って、私達の目指すシンプルな教会の姿が皆にとってより明らかになったのではないでしょうか?このテキストが週報の最初のページに載るのは今日が最後ですが、私達が目指すところは変わりありません。
2) 健康な畏れを知った (43)
すべての人に恐れが生じた。使徒たちによって多くの不思議な業としるしが行われていたのである。
この部分については、年頭にお話ししたことをもう一度、お話させてください。「43節以下は42節をより細かく説明されている部分です。その最初に記録されているのが、「恐れ」です。この恐れと次に書いてある不思議としるしは無関係ではありません。使徒たちがそれらを行ったのは、彼らが超能力者のようなもののであったからではなく、神の霊がそこで働いたからです。確かに神様が働いておられる事による畏れが生じたのです。彼らは超能力を持ったリーダーを怖がって、その教えに従ったのではありません。恐怖は人々から喜びと平安を奪い、正しい判断を出来なくしますが、神様に対する畏れは、反対に喜びと平安を与えてくれます。私たちの内に恐怖は必要ありません。しかし神様に対する畏れがなければ教会としての存在価値はありません。しかも、雰囲気を人工的に作るのでは意味はありません。集まりの大小を問わず、そこに私達が集う時に、心から神様が共にいてくださることを祈り求めるしか方法はありません。不思議やしるしが表わされることも期待したいと思うのです。」と勧めました。今年の歩みの中で、神様に対する健康な畏れを感じていただけたでしょうか?人の力ではどうすることもできない状態の中でも、平安を与え、思わぬ方法で問題が解決され、喜んだことがあったのではないでしょうか?その喜びは、表面的なものではなく神の手によるものであり、その深さ、大きさ、力強さに畏れを抱かずにはいられなかったはずです。これからも、ワーシップの中で、祈りの中で聖霊の力が豊かに表わされることを期待しましょう。
3) より一致することができた (44,45)
信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。
心の距離と実際の距離とは異なります。ユアチャーチには世界中から人々が集い、また世界中に出てゆきます。しかし神の家族としては距離が離れてしまうわけではありません。物理的な距離の感覚もずいぶんと変わってきました。10年前は、多分もう直接顔を見ることもないと考え「天国でお会いしましょう」とお別れをしたこともありますが、今では地球上で生きている限り、フェイスタイムやスカイプで顔を見ながら話ができるのです。やろうと思えばどの大陸の人ともミニチャーチが可能です。しかしそのような時代であるからこそ、実際に会って話したり、食べたり、祈ったりすることを大切にしなければいけないでしょう。今年は東京で行われているミニチャーチがそこに集う人たちにとって大切なものとして定着してきたことが良かったなあと思います。また、父親の集まり、母親の集まり、422、女子会やボーイズランチができてよかったと思います。来年はもっと多くの人が、日曜の礼拝以外にユアチャーチの誰かと話したり祈ったりする機会を持つという目標を持ってくれたら嬉しいです。
4) 神様とともに、人々とともに歩む喜びを知った (46,47)
そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。
1月には、ここで注目したいのは、彼らが自分たちのすることに大変熱心であった<ので>民衆全体から好意を寄せられていたということをお話ししました。普通は自分たちのすることに熱心すぎると、周りに配慮しなくなって、周りから異質なものに思われたり、孤立することが多いのです。そこでわかったことは、私たちが本当に大切なことに忠実で熱心であるなら、人々にも喜ばれるのだということと、周りから好意を寄せられることには価値がある、ということでした。ただ一番最初の節に記されていたことに熱心だったということです。それはインスタントな催しを開いて周りの人々を呼び集めるということではありません。時々、ユアチャーチにはなぜ新しい人がよく来てくれるのか、若い人が多いのか?どのような伝道をしているのですか?と聞かれることがあります。しかし私達はその人達が期待するような答えは持っていません。その人達が聞きたいのは、どんなバンドを招いて音楽伝道会をしたら、どんな講師を招いて伝道集会をしたら、どのような集会を企画したら人から好意を得られるのか?というのです。ですから、いつも失望させてしまうのですが、「そういうことはしたこともないし、集会もしたくないので、ここでするのは礼拝と食事くらいです」と答えしかありません。聖書研究会もないのかと尋ねられることもよくあるのですが、それは学者に任せておいたほうがいいと私は思うのです。日曜ごとにいただく神の言葉を日々の生活の中で実践するのが私達の求められていることです。教会とは、この建物のことでも、この場所で持たれる集まりのことでもありません。皆さんが誰かを招いて(家でなくてもファミレスでもスタバでもいいのですが)イエス様が共にいてくださる楽しい時を持つなら、そこに教会は在るのです。大事なことは、皆さんが宗教家ではなく普通の人でいることです。熱心の方向を間違えないことです。教会の中でしか使わないような言葉や、クリスチャンであることが当たり前という態度が、教会の門を狭くしてしまいます。皆さんがクリスチャンぽくないことを誇りに思います。これからもそうでいてください。
メッセージのポイント
今年の最初の礼拝で読んだテキストをこの今年最後の礼拝でもう一度読み直すと、私たちが神様の恵みのうちに成長できたことを実感できます。教会の本質は人の組織ではなく、イエスに従う者たちの大きな家族です。イエス・キリストに従うことを止めてしまえば、それは教会と名乗っても、もはやキリストの体とはいえません。この2013年の歩みを振り返り感謝なことは、いろいろな面で少しでも成長できたことです。この恵みを感謝するとともに、引き続き、主を畏れる心をもって、主が私たちに求められていることに熱心に励み、主が見せて下さる様々な多くの素晴らしい収穫を期待して、新しい年を迎えましょう。
話し合いのために
1) 今年、私たちにどのような成長が見られたでしょう?
2) 今年いただいた恵みをシェアしましょう