<メッセージノート>

2015/12/27 ヨハネによる福音書14:6-14
去年よりもっとできるようになりましたか?

永原アンディ



1. イエスを知ることにおいて (6-9)

イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる。今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。」 フィリポが「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」と言うと、イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたしたちに御父をお示しください』と言うのか。(6-9)



2. イエスを信じることにおいて(10, 11)

わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか。わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。わたしの内におられる父が、その業を行っておられるのである。わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言うのを信じなさい。もしそれを信じないなら、業そのものによって信じなさい。(10, 11)。


3. イエスより行うことにおいて (12-14)

はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くからである。わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」(12-14)



メッセージのポイント
真理であるイエスは私たちに信じることを求めます。命であるイエスは私たちに受け取りることを求めます。そして道であるイエスは私たちに歩むことを求めます。昨日も、今日も、いつまでも。来年も、このインマヌエルの事実に基づいた歩みがもっとできるように、知ることによって、信じることによって、行うことによって成長しましょう。

話し合いのために
1) 今年、イエスについて知ったことは何ですか?
2) 今年、イエスの名によってイエスがしなかったこと何かしましたか?

子供達のために
子供達に今年心に残ったことを思い浮かべてもらいましょう。特にイエスについて思ったこと、思っていることを表現させてください。そして、年頭にもそうしたように、イエスをもっと知ること、信頼すること、行うことを励ましてください。なぜイエスより大きな業が出来るのか確かめましょう。答えは、私たちには世界中にイエスの家族がいるからです。地上におられた頃のイエスは、ヨーロッパにも、アジアにも、アメリカにも行ったことはありませんでした。でもイエスを信じ、従う者がイエスの業を行うので、世界中に神様の愛が広がっています。愛を広げるのは私たち一人ひとりです。

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<メッセージ全文>

2015/12/27 ヨハネによる福音書14:6-14
去年よりもっとできるようになりましたか?

永原アンディ


1. イエスを知ることにおいて (6-9)

イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる。今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。」 フィリポが「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」と言うと、イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたしたちに御父をお示しください』と言うのか。(6-9)

 実は先週もこの部分の最初の部分を読みました。そうして、それを聞いた一人の人がこの道を歩こうと決心しました。私たちに求められているのは、道や、真理や命をを学ぶことではなく「命と真理の道を上を歩む」ことです。イエスを今よりももっと分かるために必要なことはシンプルです。イエスの言葉、イエスの行動を学び、実際に生活の中で真似をすることです。他には方法はありません。だからイエスはご自身を、私たちに命を与え、真理を教えるだけではなく、歩くべき道だとおっしゃったのです。51週間前にそうお話ししました。この一年そのような歩みをすることができたでしょうか?そうであれば、いくらか去年よりもっとイエスをよく知ることができたはずです。それは神様からの恵みです。振り返ればイエスと共に歩み続けてくることができました。前からイエスに従って歩いている人も、今年イエスと共に歩み始めた人も、神様にこの恵みを感謝しましょう。イエスを知れば知るほど、主イエスなら、このような時、どう言い、どう行動されるかということをよく意識することができるようになります。神を知ることはイエスを知ること、イエスを知るにはイエスと共に歩むこと、皆さんはそのことを知っているのですからフィリポのように「神様を見せてください」なんて的外れな質問はしないで済むのです。


2. イエスを信じることにおいて(10, 11)

わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか。わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。わたしの内におられる父が、その業を行っておられるのである。わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言うのを信じなさい。もしそれを信じないなら、業そのものによって信じなさい。(10, 11)。

 皆さんは、この一年イエスと共に歩んできて、イエスをもっと知るようになり、イエスへの信頼は増し加わりましたか?私たちはもっと多く知ることを求められてはいますが、100%理解することを求められているわけではありません。それは不可能です。不完全な理解や誤解を信頼がカバーしてくれる。生活の中でイエスを体験することによって、イエスに対する信頼が生まれるとお話ししました。今年も自分の失敗や判断のミスで陥った窮地をイエスは様々な方法で救い出してくださいました。私の頭脳も体も頭に成長は止まり、むしろ下り坂も相当きてはいますが、イエスへの信頼ということでいえば、胸を張って今年も増量したと言えます。「イエスとイエスの言葉が信じられないなら、起こったことを見て信じなさい」という言葉に注目しましょう。イエスは私たちの弱さを知っている優しい方です。その言葉に信頼がおけない人をも見捨てることはありません。皆さんもご存知もように、私たち夫婦も、その業を沢山見て、励まされて、ここまで来ることができたのです。目に見える業を求めてもいいのです。奇跡を求めてもいいのです。イエスは応えてくださいます。それが重なっていくと、少しづつですが、まだ業が目の前に現れる前から信頼していることができるようになっていきます。


3. イエスより行うことにおいて (12-14)

はっきり言っておく。わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。わたしが父のもとへ行くからである。わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」(12-14)


 なぜ私たちの働きがイエスより大きな業となるのでしょう。それは今、この地球のいたるところにイエス従う神の家族がいるからです。地上におられた頃のイエスは、ヨーロッパにも、アジアにも、アメリカにも行ったことはありませんでした。でもイエスを信じ、従う者がイエスの業を行うので、今世界中に神様の愛が広がっています。愛を広げるのは私たち一人ひとりです。私たち一人一人の力は小さくても。組み合わされて、神、イエスの霊、聖霊に助けられて、拡大してゆくイエスの働きを担っているのです。願うことはなんでもかなえてあげよう、というのはコンテキストから言えば、イエスの業を行なうことにおいて「なんでも」です。私たちの好き勝手な願いについて言っているわけではありません。インドネシアの子供達へのサポートも、ワールドヴィジョンを通しての応援も、福島キッズのためのサポートも皆イエスのなさった業よりも大きな技です。しかし大きな業は、私たちのもっと近くでもなされていることを忘れるわけにはいきません。イエスの業は、あなたの家族、友達の中にも、あなたを通して起こっています。
 週報の表紙にこのテキストがあるのは今日が最後です。しかし私たちの信仰の成長は、今年信じた人も、50年前に信じた人も続きます。キリストの体全体が担う大きな働きの一部をユアチャーチが担っています。その一つの部分として、自分が与えられて持ち場で果たしてゆきましょう。もっと知ろう、もっと信じよう、もっと行おう。この思いはこれからも祈りとして、願いとして持ち続けてください。


メッセージのポイント
真理であるイエスは私たちに信じることを求めます。命であるイエスは私たちに受け取りることを求めます。そして道であるイエスは私たちに歩むことを求めます。昨日も、今日も、いつまでも。来年も、このインマヌエルの事実に基づいた歩みがもっとできるように、知ることによって、信じることによって、行うことによって成長しましょう。

話し合いのために
1) 今年、イエスについて知ったことは何ですか?
2) 今年、イエスの名によってイエスがしなかったこと何かしましたか?

子供達のために
子供達に今年心に残ったことを思い浮かべてもらいましょう。特にイエスについて思ったこと、思っていることを表現させてください。そして、年頭にもそうしたように、イエスをもっと知ること、信頼すること、行うことを励ましてください。なぜイエスより大きな業が出来るのか確かめましょう。答えは、私たちには世界中にイエスの家族がいるからです。地上におられた頃のイエスは、ヨーロッパにも、アジアにも、アメリカにも行ったことはありませんでした。でもイエスを信じ、従う者がイエスの業を行うので、世界中に神様の愛が広がっています。愛を広げるのは私たち一人ひとりです。