* 2000年9月第3週メッセージノート*
苦しい時でも喜べる?使徒言行録5:33-42
問題を抱え込んで身動きが取れなくなって悩んでいる人がいます。苦しさの中で喜びを忘れている人もいます。
多くの場合は自分で抱え込む必要のない問題まで抱え込んでいるのです。
自分ができることできないこと、自分がするべきことと人に任せるべきことが見分けられますか?
自分でするべきではないとしたら誰ができるのか、誰に任すべきなのでしょうか?
あなたが神様を信頼するなら問題はとてもシンプルです。A 手におえないことはほっておこう(33-40)
人間から出たものなら自滅する,神から出たものなら滅ぼすことはできないし、そうしようとするなら神に逆らうことになる教派、立場を超えて尊敬されていた教師(ラバン‐ラビよりもっと尊敬のこもった呼び方)ガマリエル(使徒パウロの先生)は最高法院(宗教議会=サンヘドリン)の中でも特に発言力のある優れた人物。神様を信頼するとは具体的にどういう態度をとることか教えてくれる。(参考:ローマ12:9-21)
1) 迫害、中傷、妨害の中にある時の心の持ち方として
自分にとってはおぼえのないこと、理不尽としか思えないことで苦しむ時、どんなに誠意を尽くしても相手に通じない時。どんなによく知り合っている人でもあなたを誤解すること、理解できないことがある。たった一人の例外はあなたを作った神様。あなたと同じように神様を信頼する人々はあなたと同じように不完全だが信頼し合うことができる。
2)カルトや異端、新しいムーヴメントに対する態度として
「あの人は間違っている」「あの教会は少しおかしい」そのように感じられる時にも1)と同じ原則が適用できる。あなたはこのことで冷静さを失うことはないし、胃を痛めることもない。あなたがそれに対してするべきことを神様によく尋ねること、結果を主に委ねること。B 「あなたはイエスの何なのか?」をはっきりさせよう(41-42)
1)問題のただなかにいるとき(参考:ローマ8:18-39)
神と共にいるなら無意味な苦しみはない。苦しさが増し加わるのはそこに何の意味も見出せない時です。
使徒たちが苦しい時でも、悲しい時でも、何の問題もない時と同じように喜んでいられるのは、イエスが共におられること、イエスが自分の人生の目的を与えてくださったこと、自分が地上でなすべき責任を果す力は必ず与えられることを信じていたからです。もう一つ心に留めておきたいことは、彼らの喜びは、一時的に感覚を麻痺させて現実から逃げることを助ける麻薬のようなものではなく、逆境の中でも果すべき務めを推進する力となるものだったということです。
主が備え(与え)てくださることを知れば知るほど神様との関係は強くなって、さらに揺るがない信頼となるのです。2)平穏の内にある時
平穏なときには神様があなたにとってどれほど大切な方か忘れやすいが、そのような時のコンスタントな神様との親しい関係が、苦しみの時のあなたにも尽きることのない喜びを供給する(詩編30:5-13)「苦しい時の神頼み」ということばはクリスチャンにとっても有効な警句です。今余裕のあるこの時にこそ、主との関係を強化すべき時です。この時の方法は逆境の時とは違い、神様にそして人に与えること、ささげることでなされます*メッセージのポイント*
あなたがイエス様に心を向ける時、イエス様があなたのことを十分に気遣い配慮されていることがわかります。イエス様が共におられるのに,重荷をイエス様に委ねずに意地をはって自分で持ちきれない荷物を抱えてはいませんか?
人間関係の中では誰かに何かを委ねるということが困難に感じられます。プライドや期待はずれだった時の失望のことを考えると、それなら自分でやるしかないと考えてしまいます。でも神様は決したあなたを裏切ることのない方です。神様に信頼を置くことは他の方法とは違い、問題の一時的な棚上げではなく、根本的な解決です。あなたの中でこの根本的な解決がなされているなら、あなたはどんな境遇にあっても目的を見失わずに喜びをもって歩み続けることができるのです。*ミニチャーチのためのヒント*
1) どうしたらくよくよ思い悩まないで喜べますか?
2)あなたが具体的に困っている問題を目に見える神様の体=ミニチャーチの一人一人を信頼して相談してみましょう
*ディボーションノート*―神様との親しく静かな時を持つためのヒント―
ディボーションノートは毎日聖書を読み続けるための助けです。聖書箇所は金曜日のメッセージに沿って選ばれています。文章は書いた人が神様から受け取ったものですから、あくまでもヒントです。必ず(!)、はじめに聖書箇所を読み、その日のみことばからのメッセージをあなた自身が神様から受け取ってください。そして、それをぜひ誰かに(ミニチャーチなどで)シェアしてください。今週はお休みです。次週をお楽しみに