*2001年5月20日メッセージノート

私たちの価値観シリーズ(4)
教会のリーダーシップに関わる価値観

A. 弟子訓練 (マタイ28:18-20;マルコ3:13-15;ルカ9:49-50)

B. キリストの権威を正しく行使すること
(ヘブル13:17;コロサイ1:18、2:8-10;1コリント3:10-11、11:1)

C. 機能的かつ人々に仕えるリーダーシップ 
(1コリント11:1;マルコ10:37-45)

D. チームによるリーダーシップ (エフェソ5:21;ローマ12:3-8;
使徒20:28)

メッセージのポイント:
これら4つの価値観により、1人1人が与えられている賜物を自由に使い、成長することのできる健全な環境が教会の中に生み出されます。私たちは教会において、イエス様によるリーダーシップに100%信頼を置きます。そうすることによって、混乱を恐れることなく人々に仕えることができるからです。

ミニチャーチのためのヒント:
教会のリーダーシップの霊的な健康状態は、あなたのミニチャーチにどのような影響を及ぼしますか?またミニチャーチのメンバー1人1人はミニチャーチと教会のリーダーシップにどんな影響を与えることができるでしょうか?


*ディボーションノート*
―神様との親しく静かな時を持つためのヒント―

ディボーションノートは毎日聖書を読み続けるための助けです。聖書箇所は金曜日のメッセージに沿って選ばれています。文章は書いた人が神様から受け取ったものですから、あくまでもヒントです。必ず(!)、はじめに聖書箇所を読み、その日のみことばからのメッセージをあなた自身が神様から受け取ってください。そして、それをぜひ誰かに(ミニチャーチなどで)シェアしてください。


5月21日(月) マタイ28:18−21 
 親は子供が一人前の人間になるために、自分の全てをつぎ込んで愛し、訓練します。子供は初めて出会う大人として、親から全てを吸収しまた学びます。ところが、それは決していつも一方的なのではなく、時には小さくて経験の少ない子供から親が学び、励まされる事もあるのです。神様は教会という生きた共同体の中にリーダーを与え、弱いものを守り、育て、教えようとしておられます。リーダー自身がまず神様に心から仕え、よく学ぶ者であるようにと求められています。そして、どんな人も、たとえ昨日信仰を持った人であっても心から神様を愛して歩むなら、与 えられている神の家族の関係の中で多くの事を吸収し、成長していくのです。さらに、成長中のあなたにも他の誰かのために何かができること も発見するでしょう。私たちは、お互いに仕え合って生きているのです。

5月22日(火)マルコ3:13-15; ルカ9:49-50
 イエス様は12人の弟子を使徒と任命しました。その理由は、そばに置くためであり、同時に送り出すためだと書かれています。若い両親は子供が与えられても、まだ自分たち自身も精神的に成長し続けています。教会が成長すること、送り出すことも同じだと思います。あまりにも未熟であれば健康な出産(教会開拓)はできませんが、何もかも整ってから送り出すつもりなのでは「高齢出産」のリスクが大きくなってしまうかもしれません。あまりにも仲良くなりすぎて快適で誰も内側のことしか考えず、開拓の重荷や痛みを負うことが億劫になってゆきます。子育てで言うなら「厳しいしつけ」と「主体性を育てる」こととのバランスをどうとるかということです。わたしは一般的にいって「主体性」のほうに傾いてそれが「甘やかし」「かまい過ぎ」となってしまっているように思えます。教会であれ、親子であれ、一心同体とはいつも一緒にいて同じことをすることを求めるのではなく、違っていても離れていても互いに主の体の一部として、一人の方を見上げることだと思います。

5月23日(水)へブル 13:17、コロサイ 1:18, 2:8-10
「指導者のたちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。」ユアーチャーチのリーダーたちは神様から教会のあり方や進むべき方向を直接聞いて、メンバーの先頭に立っています。だからこの聖句も確信をもってメンバーに勧めることができます。牧師は神様から教会を導くためにたてられているので特別にビジョンを与えられますが、受け取ったことについて他のリーダーたちとよく祈り、リーダー全員に平安が与えらた時に前に進みます。神様の導きを正確に聞き分け道から反れずに着いていくためです。リーダーたちは御心を実行しているので、信頼して着いて来て欲しいと思います。しかし人間は誰一人として完璧ではなく弱さをもっているのでメンバーひとりひとりの祈りによって支えられていることも事実なのです。

5月24日(木)I コリント 3:10-11, 11:1
 家を建てるとき、土地をならし、土台となる基礎の部分ができたら、半分以上の仕事は終わったと言われます。それほど土台とは大切なものですが、信仰の土台も同じです。私たちがイエス・キリストという土台をしっかりと自分のものとして心の中に据えていなければ、信仰はゆらぎやすい不安定なものとなるからです。逆に言えば、たとえ嵐がきて揺れることがあっても、土台がしっかりしていれば、倒れることはありません。 土台が築かれた後には、私たちの誰もが、いつかは自分より後から信じた人に弟子訓練するときがやってきます。弟子訓練と言っても、何か大げさなことをしなければならないのではありません。それは励ましたり、ともに祈ったり、証しをしたりというミニストリーの実践すべてを通して他の人の手本となるということです。その時、忘れてはいけないことは、全てが信仰の土台であるイエス様からきているということです。今土台を築いている過程にある人も、すでに土台が据えられている人も、私たちの模範であるイエス様に常に目をとめましょう。

5月25日(金)1 コリント 11:1; マルコ 10:37-45
 真のリーダーとは、従ってくれている人々に対して、自分自身がしもべとして仕える者であると本当にわかっている人です。また、誰も従ってきてくれる人がいないのであれば、その人はリーダーではありません。イエス様でさえ、仕えてもらうのでなく、ご自身が仕える者になることを選ばれました。そして、ご自身は常に父なる神に従うことを選ばれました。もし、あなたが神の国において力強い働きをしたいと願うなら、まず、教会にコミットすることから始めてください。とても小さなことから仕え始めるのです。そのような小さな事にいつも忠実であるなら、もっと多くのものを任せられるようになるでしょう(マタイ25:14-21)。

5月26日(金) エフェソ5:21; ローマ12:3-8;使徒言行録20:28
 ユアチャーチにはほかの教会に見られないユニークな点が沢山あります。まだ小さな教会なのに6人のリーダーがいるということもその一つです。リーダーはたった一人で後はそれを補佐する長老的な人が何人かいる、といった形が日本でもアメリカでも一般的なようです。けれども聖書が「神様は私たちを体のように組み合わせて用いられる」と教えるとき、 牧師だけがミニストリーの責任を担えばいいとは思えません。もちろんアンディーさんは主任牧師として教会の最終責任を負うのですが、だからといって彼だけが牧師ではないのです。あなたも教会のリーダーになるということをぜひ真剣に考え祈って見てください。ユアチャーチのリーダーに定員はありません。神様はあなたをユアチャーチの未来のリーダーとしてあるいは新しいユアチャーチをどこかに開拓するリーダーとして期待しておられるかもしれません。