2007年5月13日 母の日のメッセージノート アレックス・ガーザ
あなたの運命を変えられますか?
ルツ記は、義理の母であるナオミと嫁ルツの物語です。彼女たちの人生は困難なものと変わっていきます。しかし、彼らの信仰と献身により、新しい運命へと導かれます。ルツの物語は、私たちの人生や神との歩みに準えることができます。
1.あなたの誓約
ルツは、義理の母であるナオミに約束(誓約)をし、あきらめない事を決意しました。(ルツ記1:15−17) 私たちは、クリスチャンとして神に誓約をしたのです。
2.運命 対 信仰
a) 運命とは、五感の知識を用いた人間の道理に基づくものです。
b) 信仰とは、啓示の知識を用いて神のご計画を信じることに基づくものです。(ヘブライ11:1−2、Iコリント2:11)
3.あなたの神の定めを達成する
私たちが、神の持っておられるご計画(神の定め)に従う事を選ぶなら、人生が現実に力強く変えられるのを見ることでしょう。ナオミとルツは状況が悲惨であったにもかかわらず、信じることを選びました。(ルツ記4:16−17,22) (イスラエルの王ダビデ、ルツ記4:22、 イエス・キリストの系図マタイ1:1)
夫エリメレクは、ナオミと二人の息子を残して死んだ。 息子たちはその後、モアブの女を妻とした。一人はオルパ、もう一人はルツといった。十年ほどそこに暮らしたが、マフロンとキルヨンの二人も死に、ナオミは夫と二人の息子に先立たれ、一人残された。(ルツ1:3-5)
ナオミは言った。「あのとおり、あなたの相嫁は自分の民、自分の神のもとへ帰って行こうとしている。あなたも後を追って行きなさい。」 ルツは言った。「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、そんなひどいことを強いないでください。わたしは、あなたの行かれる所に行き/お泊まりになる所に泊まります。あなたの民はわたしの民/あなたの神はわたしの神。 あなたの亡くなる所でわたしも死に/そこに葬られたいのです。死んでお別れするのならともかく、そのほかのことであなたを離れるようなことをしたなら、主よ、どうかわたしを幾重にも罰してください。」(ルツ1:15-17)
モアブの女ルツがナオミに、「畑に行ってみます。だれか厚意を示してくださる方の後ろで、落ち穂を拾わせてもらいます」と言うと、ナオミは、「わたしの娘よ、行っておいで」と言った。(ルツ2:2)
ボアズは答えた。「主人が亡くなった後も、しゅうとめに尽くしたこと、両親と生まれ故郷を捨てて、全く見も知らぬ国に来たことなど、何もかも伝え聞いていました。 どうか、主があなたの行いに豊かに報いてくださるように。イスラエルの神、主がその御翼のもとに逃れて来たあなたに十分に報いてくださるように。」(2:11-12)
ナオミはその乳飲み子をふところに抱き上げ、養い育てた。 近所の婦人たちは、ナオミに子供が生まれたと言って、その子に名前を付け、その子をオベドと名付けた。オベドはエッサイの父、エッサイはダビデの父である。(ルツ4:16-17)
信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。 昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。(ヘブライ11:1-2)
メッセージのポイント
人間は自分の運命を変えようと、占い師、星占い、手相などに頼ろうとします。また、感覚的知識によって運命を変えようとしますが、神の啓示による知識によって神と関係を持ち、神の定めを成就できるのです。神は私たちクリスチャンに、信仰によって従うべき約束を与えてくださっています。そして、私たちが神のご計画に従うならば、神の定められたすばらしい事柄を成し遂げられるのです。しかし、神との誓約を信じるだけでは十分とはいえません。その約束を語り、約束に基づいて行動するのです。決して疑いや恐れによって失ってはいけません。信仰によって、自分の思いと意思を神に捧げる時、神の偉大なご計画と完全な神の定めが私たちの人生において現実のものとなるのです。
話し合いのヒント
あなたが神と交わした誓約とは何ですか。
知識には二つありますが、それは何ですか。
あなたの運命をどのように変えることができますか。