November 11th, - 17th, 2007 Vol.14 No.45


2007/11/11 メッセージプラン 旧約聖書の四人の信仰の先人に学ぶ(2/4)

神様の家にようこそ!(創世記28:10-22)

28:10 ヤコブはベエル・シェバを立ってハランへ向かった。

28:11 とある場所に来たとき、日が沈んだので、そこで一夜を過ごすことにした。ヤコブはその場所にあった石を一つ取って枕にして、その場所に横たわった。

28:12 すると、彼は夢を見た。先端が天まで達する階段が地に向かって伸びており、しかも、神の御使いたちがそれを上ったり下ったりしていた。

28:13 見よ、主が傍らに立って言われた。「わたしは、あなたの父祖アブラハムの神、イサクの神、主である。あなたが今横たわっているこの土地を、あなたとあなたの子孫に与える。

28:14 あなたの子孫は大地の砂粒のように多くなり、西へ、東へ、北へ、南へと広がっていくであろう。地上の氏族はすべて、あなたとあなたの子孫によって祝福に入る。

28:15 見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」

28:16 ヤコブは眠りから覚めて言った。「まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった。」

28:17 そして、恐れおののいて言った。「ここは、なんと畏れ多い場所だろう。これはまさしく神の家である。そうだ、ここは天の門だ。」

28:18 ヤコブは次の朝早く起きて、枕にしていた石を取り、それを記念碑として立て、先端に油を注いで、

28:19 その場所をベテル(神の家)と名付けた。ちなみに、その町の名はかつてルズと呼ばれていた。

28:20 ヤコブはまた、誓願を立てて言った。「神がわたしと共におられ、わたしが歩むこの旅路を守り、食べ物、着る物を与え、

28:21 無事に父の家に帰らせてくださり、主がわたしの神となられるなら、

28:22 わたしが記念碑として立てたこの石を神の家とし、すべて、あなたがわたしに与えられるものの十分の一をささげます。」

 

 今月は旧約聖書の四人の先人に学ぶというシリーズです。先週の日曜日はアブラハムについて学びました。今日はヤコブについて学んでいきたいと思います。ヤコブよりアブラハムの方が知っているという人は多いと思います。ヤコブはアブラハムの孫です。先週神様はアブラムからアブラハムという名前に彼の名前を変えたことを聞きました。ヤコブは神様が名前を変えたもう一人の人で、イスラエルという名前に変えられました。ヤコブにはエサウというお兄さんがいました。エサウは双子の兄でしたけれども、全く違った性格を持っていて、お互い全く違うタイプだったのです。エサウは巧みな狩人で野の人となったが、ヤコブは穏やかな人で天幕の周りで働くのを常とした。おもいしろいのは、私と私の兄の子供の頃を思い出すことです。私の兄は外に出て行って、友達と遊ぶことが好きでした。私はだいたい家にいてコンピューターで遊んでいました。先週の日曜日は神様のアブラハムへの約束について聞きましたが、この神様の約束はヤコブにも繋がっています。

A. 神様の約束と私たちの誓い

1. 神様の約束(無条件の)

a. 与えること

ある日ヤコブは夢を見ました。それはとても興味深い、むしろ幻のようなものでした。 神様はヤコブに神様の約束について、話しました。それはヤコブの祖先アブラハムに与えられた約束と同じものでした。

 みなさんが誰かに何かを約束したり、反対に誰かがみなさんに何かを約束したりするという経験は必ず持っていると思います。 今日は人からの約束ではなくて、神様からの約束について読んでいきたいと思います。 神様が私達に何かを約束して下さるなんてめったに起こらないことです 私自身は、神様は人間に近い性質を持っていらっしゃると思っています。 神様の約束なら期待できますよね!そう思いませんか?神様の約束は、いつも下さるというものです。ただ与えて下さるのです。そして約束をするのが神様なら、受け取る者が必ずいるはずです。私達は 神様の民、神様の約束を受け取ることができる神様の民なのです。 神様の約束は無条件です。

b. 祝福すること

神様が約束について語られる時、祝福が必ず一つのセットとして付いてきます。 セットの定食であって単品ではありません。分けられないものです。祝福とは、与えよう、私はあなたと共にいる、守ろう、あなたを見捨てないと神様が語った言葉自体でしょうか? 

その神様の約束をきいたらそれを受け取るのです。覚えていてください。私達の魂の強さの素を食べて、飲んでください。毎日の神様の祝福を数えてみてください。

2. 私たちの誓い (条件付き) もし・・・・、そうすれば・・・・

では、ヤコブの神様への誓いについてはどうでしょうか? 私は読んで考えてみて思いましたが、ヤコブの誓いは私の神様への誓いと主に似ています。いつも条件付きであることです。それは20節から明らかに見られますが、神様はヤコブの誓いを求めてはいません。ですが、ヤコブは苦難の日に神様の答えがあったことで神様の約束が真実であること、そしてヤコブがどこへ行っても、神様はヤコブと共におられること。を知りました。

神様はいつも私達の誓いを聞いておられます。そして神様は、私達が、それができるか、できないかも知っておられるのです。

B. 神様の家

1. 憩いの場所

私達が覚えていておかなければならない事は、Andyさんがいつも教会は建物ではなく、私達が教会です、と言っていることです。 今日はこの事をAndyさんとは反対から見ていきたいと思います。それはAndyさんに同意しないという意味ではありません。私達が教会ならば、私達にとってさらに大切な事を明かしたいということです。

 物語の今日取り上げている、ヤコブの夢の部分から、私達がクリスチャンとして忘れてはいけない大きな事を学ぶことができます。 今朝私達はここ、町田にあるユアチャーチと呼ばれる教会にいます。ユアチャーチのメンバーである人、またメンバーになる事を考えて入る方もいると思いますけれども…

 ヤコブは以前ルズと呼ばれていたベテル(神の家)で夢を見ました。ヤコブは前の晩、枕にしていた石で記念碑を建て、清めのために先端に油を注ぎました。記念碑は人と神様の間における、礼拝、聖餐の記念を意味します。ヤコブが夢を見た日の夜、その石にはどんな働きがあったのでしょうか? ヤコブはその場所にあった石を一つ取って枕にして、その場所に横たわった。 (Verse 11),ただの石より深い意味があることが分かります。

2. 受け取る場所、与える場所

 神様の家、このユアチャーチの場合、飢えた魂や、弱った霊の休む場所になるという働きを持っています。

ヤコブがその石で記念碑を建てようと決めた時、ヤコブの初めの思いは神様がその場所におられるという気持ちでした。(verse 16), ユアチャーチにとって、神様の存在が土台であることを認識することができ、その上で神様と私達の間に、深い礼拝と聖餐を持つことができるのです。

 神様は私達にそんな場所をここ町田に与えてくださいました。神様の恵みと共に私達はここに毎週日曜日、集うことができます。そしてここで休み、また魂を満タンに満たされて、礼拝の時間を楽しんで、家に帰ることができます。神様が私達に与えてくださるものを受け取り、持って帰ることができます。

そしてそれで終わりではありません。このユアチャーチを通して、私達が神様に捧げることを覚えていなくてはいけません。私達の祖先であるヤコブは神様に誓いをしました。すべて、あなたがわたしに与えられるものの十分の一をささげます。

私の会社の同僚が一度私にこう聞いたことがありました。

“毎月教会にいくら払わなければいけないのですか?”こんな風に同じことを聞かれた事がある方もいるのかもしれませんが。

私達は献金を教会に払っているわけではありません。払うのではなく、捧げているのです。

神様の子として、私達は私達が置かれている神様の家を守る責任があります。この家をたくさんの人にとって暖かく、楽しい場所としてオープンな場所に。そして受け取ること、捧げることを学ぶ場所でもあるように。

メッセージのポイント

神様の約束は条件付きのものではなく、世代から世代へと受け継がれていきます。神様のヤコブに対する約束は、彼の末裔である私たちへのものでもあるのです。私たちはこの迎え入れられた神様の家をすべての人に開かれたものとして整える責任が与えられています。 そこは暖かく楽しい場所であるべきですが、同時に受け取ることと与えることを学ぶべき場所でもあります。この神様の家で神様のために祈り働きましょう。

話し合いのために

1. あなたにとって神様の家はどこにありますか?

2. あなたは何か神様に誓いをたてていますか?