December 9th, - 15th, 2007 Vol.14 No.49


メッセージ アドヴェントシリーズ(2/4) ルカによる福音書2:25-40

見守り、待ち望む アレックス ガーザ

そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。(25)

そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。(26)

シメオンが“霊”に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。(27)

シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。(28)

「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり/この僕を安らかに去らせてくださいます。(29)

わたしはこの目であなたの救いを見たからです。(30)

これは万民のために整えてくださった救いで、(31)

異邦人を照らす啓示の光、/あなたの民イスラエルの誉れです。」(32)

父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。(33)

シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。(34)

――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」(35)

また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、(36)

夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、(37)

そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。(38)

親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。(39)

幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。(40)

1.シメオン、マリア、アンナ:それぞれが神様の約束を待ち望んでいた

2.神様はご自身の約束を守る誠実な方

3.待つ時間は終わった

話し合いのヒント

1.あなたは何を待ち望んでいますか?

2.待つ時間が終わった今、私たちは何をすれば良いのでしょうか?

3. あなたが誰かにあげられる最良のプレゼントは何でしょう?

メッセージのポイント
私達の主の誕生はそれを待ち望み、見守っていた人々に多くの劇的な変化をもたらしました。主の誕生に立ち会ったことによってその人生が変えられたのです。その人達の忍耐と信仰から学ぶことによって私たちも神様の約束を受け取り勝利を他の人達と共有することが出来るのです。